EATAS
コラム|その他2020.04.24
EATAS

飲食店のコロナ対策方法まとめ -日々の店舗運営からコロナ明けの準備まで-

飲食店のコロナ対策方法まとめ -日々の店舗運営からコロナ明けの準備まで-

新型コロナウイルスの緊急事態宣言により、居酒屋を含む飲食店は、営業時間や酒類を提供できる時間の短縮が要請されている。消費者は外食から人に会う必要のない中食へと大きく変化している。そこで、多くの飲食店オーナーは、テイクアウトやデリバリーへの新規参入を行なっているが、新規参入は難しいという側面もある。ここでは、店舗で取り組むことができる新型コロナウイルス対策とコロナ明けに向けて準備しておくべき内容について紹介する。

目次

新型コロナウイルスについて

COVID

新型コロナウイルスとは?

新型コロナウイルスとよく言われているが、これらのウイルスはどのようなものなのでしょうか?
ご存知の方も多いと思いますが、改めて、新型コロナウイルスについてみてみましょう。

厚生労働省から出ている情報によると、「新型コロナウイルスSARS-CoV2」はコロナウイルスのひとつです。また、このSARS-CoV2によって引き起こされる病気のことを、COVID-19というそうです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスを含め、いくつかの種類があります。現在問題となっている新型コロナウイルスは、このコロナウイルスのひとつです。

ウイルスは、粘膜に入り込むことはできるが、健康的な皮膚には入り込むことができず、表面に付着するだけだと言われています。一部種類によっては長い時間感染する力を持つものもありますが、皮膚の表面についたウイルスは時間が経てば壊れてしまいます。

どうやって感染するの?

一般的にコロナウイルス は、飛沫感染(くしゃみ、咳、つばなどからウイルスが拡散し、そのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染)、接触感染(くしゃみや咳などからウイルスが手につき、その手で周りのものを触ることで、ものにウイルスがつき、そのウイルスを他の人が触り、その手で鼻や口を触ることで感染していく)で感染します。

閉ざされた空間で、近距離で長時間多くの人と会話する場合は、咳やくしゃみなどの症状がなくても感染を拡大させるリスクがあります。

新型コロナウイルス 対策として、まず店舗でできること

物理的にできること

新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染により感染します。

飛沫感染は、くしゃみや咳などをすることで、空気中に飛沫が飛びます。その数は、5分間で3,000ほどの飛沫が空気中に飛んでいると言われており、これらを対策するためには、① 距離を取ること(机の間隔をあけるなど)、② 換気をすること、③咳エチケットをまもる(マスクをつけるなど)が有効であるとされています。

また、接触感染は、ウイルスがついたものを手で触ることで手にウイルスが付き、その手で鼻や口に触ったりすることで粘膜にウイルスが感染するというものです。そのため、接触感染については、① こまめにアルコールなどで除菌清掃する、② 手を洗うことが有効であるとされています。

店舗でコロナ対策をする場合には、まず換気を促し、お客様の座る間隔をあけること、またマスクをつけることが有効であると考えられます。また、こまめに清掃をし、従業員だけではなく、お客様にも積極的に手洗いを促進するとより親切であると言えるでしょう。

他にも、清掃をする際に、店舗だけでの清掃では不安なこともあるでしょう。そんなときには、清掃会社を使用するというのも1つの手です。

最近では、月額制で定期的に清掃を行ってくれるサービスもあるため、一度確認してはいかがでしょうか? お客様もきちんと清掃されていることがわかり安心するはず。また、同様にオゾンなどを使用した空気清浄もお客様の安心を促してくれる。

新型コロナウイルス時の特別メニュー

自粛営業が行われている中、営業を継続している飲食店も多いのではないだろうか。少しでも売上を作るために、しっかりと感染防止の対策を行い、営業可能時間だけでも営業することは重要だ。この場合、各都道府県が要請している営業時間を確認することは重要である。

また、このような場合、通常のメニューではなく、コロナウイルス対策を行い、時間を制限した特別コースを作ることは、より効果的である。

ポスターの提示

店舗を運営している場合も、デリバリーのみの場合もコロナ対策をしているということをしっかりと明示することは重要だ。最近では、自分で無料でデザインを作ることができるツールや無料のフォーマットもたくさん出ている。

<デザインツールの活用>

Canvaは、無料でデザインを作成することができ、テンプレートもたくさんあるため、とてもおすすめである。また、無料でメニューやポスターのデザインも作ることができるため、通常営業の場合でも活用することができる。

株式会社メニューデザイン研究所も無料で様々なデザインを提供している。テイクアウトデリバリー系のポスターも無料で配布しているため、一度使用してみてはどうだろうか?

新型コロナウイルス対策として影響を受けた飲食店を支援するサービス

デリバリー

新型コロナウイルスの拡大により、消費者が中食を優先的に選択するようになってきており、さらに営業時間の短縮が始まっている中で、多くの飲食店オーナーはテイクアウト、デリバリーをスタートさせているのではないだろうか。

そこで、あまりテイクアウト、デリバリーを慣れていない店舗のために、どのようにテイクアウト、デリバリーを始めていくと良いのか、またデリバリーを支援するサービスについて紹介する。

テイクアウト・デリバリー

中食事業を始めるにあたり必要なこと

テイクアウトやデリバリーを始めるためには、まず容器や人材の確保、オペレーションなどの様々な準備が必要である。最近では、多くの店舗がデリバリーやテイクアウトに参入し始めたため、自店舗を選んでもらうために、お客様に選んでもらえるようなテイクアウト、デリバリー用のメニューの作成なども必要となる。

また、美味しそうな見た目を追求するあまり食中毒を引き起こしては大変だ。そこで、以下のような項目をチェックしながら、中食を初めていくことをお勧めする。

デリバリー、テイクアウトを始める前
  1. 1.デリバリー、テイクアウト用のメニュー作成。価格設定。またメニューが食中毒を起こさないかの確認
  2. 2.販促物(チラシなど)や容器の準備
  3. 3.集客
  4. 4.配達/販売人員の確保と準備
デリバリー、テイクアウトを始めた後
  1. 1.注文受付(店頭販売や自店舗でのデリバリー、デリバリー/テイクアウトアプリの活用)
  2. 2.調理や配達(食中毒がおこならいように注意すること)
  3. 3.集客

出前・デリバリーサービス

飲食店において、自店で作った料理や弁当を店の外まで配達することができれば、売上の向上に結び付くだろう。しかし、自店でスタッフを抱え配達業務をしようとすると、その分金銭的なコストや、スタッフを手配するための手間がかかってしまう。そこで注目されているのが、配達を代行してくれる出前・デリバリーサービスである。配達ができるサービスには以下のようなものがある。

他にも様々なサービスが以下の記事にまとまっている。

また、デリバリーサービスを始めたいがうまくいかないという飲食店オーナーには、フードデリバリー特化型のコンサルティングサービスを活用することも有効である。UberEatsの導入サポートから、売れやすいメニューの開発、価格設定、写真撮影なども一緒にやってくれる。このようなコンサルティングを使用することで、たくさんの店舗がデリバリーに目をつけている中、他の商品に埋もれないようにすることができるかもしれない。

「エニキャリ」のサービスは、現在は、渋谷区と港区近辺に特化したサービスとなっており、今後少しずつエリアを広げていくそうだ。該当エリアの飲食店オーナーは、ぜひ一度利用してみてほしい。

宅配弁当事業サービス

デリバリー、テイクアウトを自店舗で始めるのと同様に、すでに実績のある宅配弁当事業サービスに加盟することも有効である。既にデリバリーやお客様に選ばれる中食のメニューを持っているため、より効率的に利益をあげることが期待できる。また、宅配弁当事業サービスには以下のようなものがある。

フードデリバリー副業

最近では、電子レンジ2台で始めることができる「フードデリバリー副業」のサービスも始まっている。店舗の副業として始めることができるため、時間や資金などをかけずに、すぐにフードデリバリーをスタートすることができる。

また、電子レンジ2台からスタートできるため、厨房を持たないカフェ業態などでも参入することが可能となる。

  1. ・実家のごはん

オンライン販売

テイクアウトと同様にスタートできるものとして、オンライン販売がある。最近では、Facebook(フェイスブック)のページでコロナ支援用のオンライン販売ページが立ち上がったりしている。このようなページを探してみるのも非常に有効的である。

一点、このオンラインでの販売を始めるにあたり、「飲食店営業許可」だけでは販売できないものもあることは注意が必要だ。

フードロス対策

店舗への客足が少なくなると一緒に問題になるのが「フードロス」ではないだろうか。普段のように数量が販売できない、緊急事態宣言は延長されるのかなどと不安がある飲食店オーナーも多いのではないだろうか。そのような時のために、フードロス対策に特化したアプリも同様に知っておきたい。

集客アイディア

店舗運営をしていく中で、SNSの活用は非常に効果的である。また、新型コロナウイルス の感染拡大の中、自宅でも食べることができるテイクアウトやデリバリーの提供をするお店も増えている。さらに、多くの店舗がデリバリーやテイクアウトに参入し始めた中で、自店舗を選んでもらうために、SNSを活用することは非常に重要である。

SNSやGMBの活用

無料でインフルエンサーを集客しよう!コラボマーケティングを活用することで、飲食店は無料でインフルエンサーの集客を行うことができる。店舗の商品を知ってもらうためにも、活用は必見である。

GMBでのテイクアウト設定

GMB上では、テイクアウトの設定をすることができる。これをすることで、Googleマップで店舗を検索した際に、自店舗がテイクアウトもやっていることを紹介することができる。

おひとりさま客を探そう!

新型コロナウイルスを懸念し、人との接触を避け、一人で食事をする「おひとりさま」はいるのではないだろうか。このようなおひとりさまを探すというのも、集客の中で1つの手かもしれない。そのためには、おひとりさまが好みそうなメニューを作成し、知ってもらうことが重要である。最近では、おひとりさまに特化したグルメアプリも出ているため、調べてみると良いかもしれない。

資金調達/融資/助成金

ここでは、新型コロナウイルス に対する融資や助成金、またクラウドファンディングについてまとめる。

融資関連

現在、飲食店むけに多くの融資が出ている。主な融資としては、①日本政策金融公庫、②商工中金・日本政策投資銀行、③信用保証協会、④銀行・信用金庫のプロパー融資、⑤緊急小口資金・総合支援資金などがあげられる。また、金利が高くなるため注意が必要だが、借りるという面では、ビジネスローンやカードローンなどもあげられる。特に、自粛状態がどのくらいの期間になるのか不明確なため、できれば、長期で低金利で借りることができるものをオススメする。

  1. ①日本政策金融公庫
  2. ②商工中金・日本政策投資銀行
    →商工中金
    →日本政策投資銀行
  3. ③信用保証協会
    →東京
    →大阪
    ※各都道府県の信用保証協会へ問い合わせをオススメする
  4. ④銀行・信用金庫のプロパー融資
    取引のある銀行や信用金庫へ問い合わせをオススメする
  5. ⑤緊急小口資金・総合支援資金
    →東京都福祉保健局
    →大阪府社会福祉協議会

補助金/助成金関連

持続型給付金の一覧は以下のものである。

  1. ①持続化給付金
    (最大中小企業200万円・個人事業主100万円もらえる)
  2. ②雇用調整助成金
    (従業員を休業させた時に、休業手当の90%(上限1人1日8,330円)が助成)
  3. ③小学校等休校対応助成金
    (対象となる従業員を休業させた場合、支給した平均賃金分の給与を全額補填)
  4. ④休業要請協力金(東京都)
    (1店舗の場合50万円・2店舗以上の場合100万円)
    ※ 日本経済新聞より
    各都道府県のものも参考にしたい。
  5. ⑤デリバリー・テイクアウト助成金
    (助成限度額100万円)

リース

さらに、リースを使用した資金調達も可能性としてあるかもしれません。

クラウドファンディング

クラウドファンディング

新型コロナウイルス に対して、クラウドファンディングを使用した飲食店のサポートプログラムも始まっています。クラウドファンディングの活用も考えてみてはいかがでしょうか?

  1. 新型コロナウイルスサポートプログラム特集
    ※株式会社CAMPFIREホームページより

店舗の見直し

デリバリーやテイクアウトを始めたり、融資を得て現状を回復させることも重要であるが、同様に現在かかっているコストを見直すことも重要である。例えば、原価を下げたり、光熱費を減らすということも効果的だ。

仕入れの見直し

クロスマート株式会社が提供する飲食店と卸売業者のマッチングサービス『クロスマート』は、仕入先業者の相見積もりをとることで、仕入コストの適正化を行うサービスである。初期費用・ランニング費用含め一切費用がかからず、1ヶ月分の納品伝票または請求書を送るだけで、最適な卸売業者とマッチングできる。

賃料の見直し/交渉

賃料の見直しは、不動産オーナーもローンなどを組んでいる可能性があり、困難であるが、相談してみる価値はある。支払猶予などをつけてもらえた場合、その分キャッシュに余裕が生まれるからだ。

空調の見直し

最近では空調の見直しを無料でやってくれる会社もある。また、火災保険などの保証対象だった場合、保険の適応範囲内でエアコンを無料で設置できるよう。休業や店舗が空いている今、点検してもらうのも手である。

気になる方は、EATASに問い合わせを(contact@eatas.co.jp

オーダーシステムの見直し

人との接触を避けるという意味では、初期費用はかかるがテーブルオーダー システムを活用するというのも手だ。テーブルオーダー は、お客様のスマートフォンから注文することができるため、店舗で働くスタッフとお客様の接触時間を短くすることができる。

また、現在、ジャストウェア株式会社が開発しているセルフオーダーシステムでは、無料のトライアル店舗を数店舗募っている。この機会に参加しても良いかもしれない。

気になる方は、EATASに問い合わせを(contact@eatas.co.jp

これまでの集客方法を見直そう!

飲食店を経営されている方とお話をする中で、新型コロナウイルスの環境下でも中には売上を大幅に落としていない店舗もある。話を聞いていくと、特徴として、大きく店舗の広告を打っておらず、一見のお客様もいるが、もともと地域に根ざしており、常連客が多かったとのことである。そこでこれを機に集客方法を見直してみるというのもありかもしれない。最近では、事前の手数料がかからずできる成果報酬型の集客サービスやグルメメディアも増えてきている。広告も集客として重要だが、常連のお客様を増やし口コミを得ることも重要である。

集客を見直す

方針を固めてしっかりと対策を

新型コロナウイルス の影響はこれからさらに大きくなっていくかもしれない。休業措置を取るも、デリバリーやテイクアウトに参入するも1つ1つの方針をしっかりと決めていく必要がある。

今回の記事では、新型コロナウイルス 時に使えそうなサービスや融資などを紹介させていただいた。まずは、店舗でできることから1つずつ初めて、しっかりと対策していこう。

関連記事

EATAS MEMBERS LOGIN
新規会員登録
会員登録がお済みでない方はこちらから
SNSアカウントでも登録/ログインできます。