悩み解決|売上 2019.02.25

すぐに売上アップが期待できる⁉ 即効性のある飲食店の集客アイデア

すぐに売上アップが期待できる⁉ 即効性のある飲食店の集客アイデア
1
即効性のある集客とはどういうこと?
2
即効性が期待できる集客方法を紹介
3
集客をしたら次は常連づくりを考えよう

目次

飲食店の売上は集客数、客単価、回転率の3つの要素から成り立っている。値上げによって客単価を上げれば、すぐに売上をアップできるが、お客様が減少してしまっては元も子もない。基本的には、集客数を増やし、回転率を上げることで売上の向上をめざしたいもの。しかし、集客施策による効果が目に見えるようになるには時間がかかる。この記事では、すぐに効果が期待できる、即効性がある集客術について紹介する。また、集客が一時的な現象だけで終わらないための工夫も合わせて解説していこう。

即効性のある集客とは?

飲食店ですぐに効果が出る集客というとまず思い浮かぶのは、新規オープン記念としてクーポン券による値引きをしたり、期間限定で大幅値下げをしたりする方法である。価格を安くすれば、確かに新規のお客様は来店しやすくなる。しかし、その時点で他のお店と比較する要素が価格以外にないため、長期的な集客という意味では不十分だ。

価格だけを訴求するような集客を続けていると、客単価を下げてしまい、結果として売上も落ちてしまうことになる。また、チェーン店などとの激しい価格競争に身を投じることで、店の経営自体が厳しくなってしまう可能性もある。

即効性のある集客は、すぐにお客様を集められる反面、それを維持する工夫が必要になるケースが多いことを念頭に置いておきたい。ここではまず、短期間で効果が出る集客方法にはどんなものがあるのか考えてみよう。

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店舗集客のイメージ

情報発信と露出を増やす

新規顧客をより多く獲得したい飲食店は、情報発信と露出を増やすことがまず必要だ。各メディアやツールをできるだけ多く利用し、より大勢の人に、店のことを知ってもらわなければならない。

居酒屋やレストランなどの飲食店は競争が激しく、常に戦略的な集客活動を行うことが必要になる。一人でも多くの潜在顧客にアピールできるか、どれだけたくさんの情報を発信できるかが集客のカギを握る。

ただし、一定の顧客数を割引率の高いクーポンでキャンペーンサイトから購入する「フラッシュマーケティング」や、Amazonギフトなどがもらえるキャンペーンを仕掛ける飲食店専門サイトの利用などは、クーポンや特典だけが目当ての客層にしか届かない可能性がある。ただやみくもに露出を増やすのではなく、狙いたいターゲット層などにより、情報発信の手段を取捨選択することも大切だ。

ネットとアナログを併用する

即効性のある集客をめざすには、ネットの媒体を使った手法とアナログな媒体を使った手法、どちらか一方だけを利用するのではいけない。それらを併用し、連動させることを意識すると、より無駄のない集客効果が期待できる

ネットはネット、チラシはチラシと別々に宣伝するのではなく、例えばチラシにLINE@の友達登録を促す文言を掲載したり、公式InstagramやFacebookページのQRコードを載せたりする。すると、チラシを見たお客様がネットの情報にも目を通す流れが出来上がり、相乗効果を発揮するのだ。

ネットは不特定多数のユーザーへ向け同時にリアルタイムの情報を発信できるというメリットがあり、逆にチラシはある程度、地域やターゲットを絞り込んだ宣伝を行うことができる

まず顧客になる可能性がある地域の住民にチラシを配り、より多くの情報が発信できるWEBの媒体へと誘導することで、ターゲット層を絞った効率的な集客が可能になる。うまく使い分ければ、新規顧客からリピーターにつながるお客様の掘り起こしにも有効だ。また、チラシなどアナログな手法では、飲食店からお客様へという一方向の宣伝しかできない。しかし、ネットを使った集客ではフォロワーになったり、友達登録をしたりと双方向のコミュニケーションが可能になる。代表的なSNSのひとつであるLINE@なら、1対1でお客様と密な関係性を作ることも可能だ。ネットとアナログの集客方法を併用し連動させることで、それぞれの長所を生かし、より短期間で集客効果を出すことが期待できる。

一時的な現象にしないために

特に新装開店した飲食店は、とにかく新規顧客を獲得するために、一気に集客できる方法を考えがちだ。しかし、最初は目新しさで来店したお客様が多かったとしても、次の来店につながるアプローチがないと一時的な集客現象で終わってしまうリスクがある。

集客術と言うと、それは新規顧客を増やすことだと思われがちである。だが、安定した売上を確保するうえで大事なのは、新規顧客を既存顧客へ、そして優良なリピーターへとつなげていくことだ。

マーケティングの世界には、お店の売上の8割は、2割の顧客によってもたらされるとする「パレートの法則」がある。既存顧客を増やすことは、売上アップのために欠かせないのだ。

パレートの法則イメージ

既存顧客の中には、過去に来店したものの来店周期が長く、関係性が弱い既存客と、頻繁に来店する常連の固定客がいる。即効性の高い集客で新規顧客を獲得したら、既存顧客に誘導し、既存顧客は固定客へと促す対策が必要になる。

この再来店の仕組みをしっかり作ることが、新規顧客の集客を一次的な現象にしないために重要なのである。リピーターになると次回は友達を連れてきたり、1回の購入単価が高くなったりとお店の売上に貢献してくれることが多い。まずは新規顧客の獲得を行いたい、という場面でも、最終的な「リピーターを増やす」という目標を見据えて、集客術を講じる必要がある。

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即効性がある集客術

飲食店を初めて利用する人は、どうやってお店を選んでいるのだろうか?

とあるWEBのグルメガイドが行ったアンケートによると、1位は「知人から」、2位は「通りがかり」だった。3位「インターネット」、4位「口コミサイト」、その後に「クーポン」「チラシ」「テレビ」などが続く。ここでは、これらの初来店のきっかけを「メディア掲載」「SNS集客」「アナログ集客」の3つに大きく分け、それぞれ実行する方法とメリット、リスクなどをご紹介する。

メディアに取り上げてもらう

  • プレスリリースを打つ
    ある程度の規模の飲食店を開店するときは、企画PR会社に依頼して、メディア限定のお披露目会(オープニングレセプション)を実施し、マスコミ関係者に取材してもらう方法も選択肢として挙げられる。ただ、メーカーや流通、サービス業など他の一般企業とは異なり、店舗のPRのマスコミ広報は独特のノウハウがある。そのため、コストはかかるが、飲食店の広報に詳しいPR会社へ依頼するのが確実だろう。比較的多くのマスコミが興味を持つ飲食店の開業情報は、浅く広く、多くのマスコミ関係者に向け発信すると有効だ。

    また、プレスリリースもビジュアル重視で、店舗の外観や内装、イチ押しメニューの写真をふんだんに使用し、フルカラーで視覚に訴えると効果的だ。オープン前にマスコミ関係者を招待し、無料でドリンクや食事を楽しんでもらったり、オープニングレセプションを開催したりすると、その様子を記事にしてもらえる可能性もある。プレスリリースにレセプションの招待状を付けて、参加申し込みを受け付ければ反応率を高めることができるだろう。マスコミ関係者の他には、著名な飲食ブロガーを招待しても良いかもしれない。

    どの集客手法にも言えることだが、プレスリリースを打つ場合も、その後に再来店を促す集客を行わなければ、一時的な集客になるリスクがあることを忘れてはならない。

プレスリリース配信のイメージ

  • テレビ取材を受ける
    グルメ番組は老若男女を問わず人気があるので、テレビ取材を受けるのも即効性のある集客方法として有効だ。マスコミ取材を受けるために、目新しいスタイルを打ち出す、東京に初進出・海外から初上陸などの話題性を作る、流行の食材を使ったオリジナルメニューを開発するなど、アピールできる強みを用意しよう。また、意外に重要なポイントとしては、ランチ営業をすることが挙げられる。レストランや居酒屋には夕方から夜だけの営業というところも多いが、テレビ番組や情報誌ではランチ特集を組むことも多い。そのため、夜だけの営業だと取材を受けるチャンスを逃している可能性もあるのだ。ぜひ、お店のウリになるランチメニューを考えて、集客に役立てたい。

    一方で、飲食店の中にはテレビを始め、メディアによる取材を一切受けない取材拒否の店が存在する。テレビ取材はお店の営業時間に行うことが多く、タレントなど有名人のグルメリポーターだと、撮影中は人だかりができて、通常の営業に支障が出るのが理由のひとつだ。さらに、取材後にテレビを見て、来店するお客様が急に増えたとしても、一見さんで終わることも多い。一気にお客様が増えたために、常連客が入れず、離れてしまうというリスクも考慮しておきたい。

  • コミュニティペーパーに出稿する
    タウン誌などポスティングされるタイプのフリーペーパーは、地域によっては新聞以上に目にしてもらえる可能性が高く、幅広い年代に素早くアプローチできる。ただ、広告出稿のスペースが1/4ページ程度の場合、掲載する情報量が少なく見過ごされてしまうリスクがある。出稿するなら、費用はかかるがより高い効果が見込める折込もおすすめだ。

  • WEB限定動画を配信
    若い世代の集客効果を高めるなら、インターネット上だけで公開する限定動画を配信する方法もある。WEB限定動画ならテレビやラジオCMに比べ費用が抑えやすく、特に若い世代へアピールすることができる。内容が面白ければ、若者を中心にネット上で話題になり、お店のブランディングに役立つこともある。あえてインターネット限定とするのも、ターゲット層によっては効果的に働く場合がある。

  • ポータルサイト・口コミサイトに登録する
    食べログやぐるなびなど、飲食店専用のポータルサイトに登録すれば、時間をかけずに全国へ露出し、集客や売上アップへとつなげることが可能だ。ただし、利用者の多いポータルサイトはそれだけ登録している飲食店の数も多いので、その中で埋もれてしまわない工夫が必要になるだろう。
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SNS集客を利用する

  • キャンペーンを打つ
    定期的に「〇〇の日」、「〇〇円で食べ放題」などのキャンペーンを開催し、それをFacebookやTwitter、LINE@、Instagramなどの各SNSで広く告知する。

    SNSのメリットは、多くのお客様へ手軽にリアルタイムの情報を発信できることだ。「今だけ行われているキャンペーン」の告知をすることで、即効性のある集客が期待できる。来店したお客様がTwitterに投稿したツイートをお店のスタッフが積極的にリツイートし、キャンペーン企画を盛り上げるという手法もある。お客様との交流を深め、お店のファンを増やすことにもつながるだろう。

  • バズらせる
    SNSの波及効果を高め、いわゆる「バズる」という状態にするには、お店の影響力と記事をシェアする人の影響力、さらにそれをシェアする人数が重要になる。お店の売り・こだわりを極めたり、流行を取り入れたりした記事を作成し、人気の飲食ブロガーにシェアしてもらう。店側でも相手の記事をシェアし、コメントを残す。SNSをうまく取り入れるには、常に最新の記事をチェックするマメさが必要だ。

    また、SNSを利用するうえで気を付けなければならないのは、投稿した内容に批判や非難が集中する、いわゆる「炎上」状態である。一度炎上してしまうと、発信した情報は無限に拡散され、お店の営業に支障が出ることもあるだろう。発言には十分注意して運用することが大切である。

  • 「インスタ映え」するメニューを作る
    若い女性を中心に、飲食店を探すツールとしてInstagramが利用されていることをご存じだろうか。おしゃれで写真映えする、いわゆる「インスタ映え」する新メニュー、限定メニューを用意してみよう。それをInstagramに投稿すれば、同じようなおしゃれな写真を投稿したいというニーズをあおり、来店意欲を高められる。販売の期間を限定すれば、より短期間での集客につなげることができるだろう。ただし、シズル感のあるきれいな写真でないと、宣伝効果は低くなってしまうので気を付けたい。

    また、来店時の写真をInstagramに投稿すれば、抽選でプレゼントが当たる参加型キャンペーンを打つなどの方法もある。
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インスタ映えメニュー

やっぱりアナログも強い!

  • ファサード看板、のぼり、タペストリー
    前述した初来店のきっかけのアンケートでは、「通りがかり」と答えた人が少なくなかった。人通りが多い通りに面していても、存在に気づいてもらえなければ入店は期待できない。お店の雰囲気がわかる看板、お店のウリやおすすめメニューがわかるのぼり、タペストリーを展開することは有効だ。日替わりランチなど本日限定情報がわかるウェルカムボードも、短期間で集客する方法として、効果が見込める。
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  • チラシ
    ネット社会の現代でもチラシは一定の販促・集客効果があり、逆にネットを使えない世代へのアピールが期待できる。地域密着型の店舗なら、新聞の折込チラシやポスティング広告が有効だ。期間限定のクーポンを付けると、より即効性のある集客効果が期待できる。

    チラシ作成費用がかかるものの、これを継続的に行うことで認知度を高めることにもつながる。ポスティングだけでなく、店の前を通行する人や来店客に直接手渡すのも良いだろう。

即効性の高い集客から常連づくりへ

売上に悩む飲食店には、すぐ効果を期待できる集客術が求められる。新規顧客を得るためにはもちろん有効な手段だが、売上を安定させるためには、その新規顧客をリピーターにする努力が大切だ。

今回ご紹介した即効性のある集客術と、継続することによりリピーター増加が見込める集客術をうまく組み合わせて、恒常的な売上アップをめざしてほしい。

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