2018-11-06
価格で選ぶPOSレジ|タイプ別特徴・コスト徹底比較

リアルタイムで販売状況を管理でき、業務の効率化も可能になるPOSレジ。
飲食店にも欠かせないシステムだが、導入にあたって気になるのはやはり価格だろう。
現在ではさまざまなPOSレジがあり、タブレットPOSも普及しているが、相場はどうなっているのか。
ここでは、気になるPOSレジの価格、相場についてお伝えしよう。
目次
POSレジのタイプ
POSレジは大別すると2つのタイプがある。
一つはコンビニなどでよく使われているターミナル型のPOSレジで、いわゆる据置型のPOS専用機と呼ばれるもの。もう一つはipadやandroidのタブレットやスマートデバイスにPOSシステムを搭載したタブレットPOSだ。
お店の規模やスタッフの人数などによって選ぶべきPOSレジは変わってくる。
店舗の数は1つで、座席は20席くらい、スタッフは5名程度の小規模店舗であれば、タブレットPOSが良いかもしれない。
規模の小さな店舗だと今やタブレットPOSのほうが主流といっても過言ではないだろう。
レジ横にタブレットを置いてある飲食店も見たことがあるはずだ。
一方、多店舗展開をする小規模から大規模のチェーン店では専用機POSが選ばれるケースが多い。
導入コストは高いが、操作性や耐久性に優れ、また業態によってカスタマイズできるモデルが多いからだ。
POS専用機タイプ特徴比較
ここでは、代表的なPOS専用機をピックアップし、特徴をお伝えしたいと思う。
さまざまなメーカーから多彩な製品、システムがリリースされているが、それぞれに違いがある。
基本的には飲食店向きのものばかりだ。特徴を把握することで、導入を検討する際の参考にしてほしい。
FScompass|東芝テック
https://www.toshibatec.co.jp/products/fscompass.html
飲食店向けのPOSシステムとしてリリースされた製品だ。
グラフィカルな画面デザインを採用することで、操作性をアップしていることが特徴と言えるだろう。
お店のファンを増やせる販促レシートも発行できる。
1985年からPOSシステムの販売を行っているため、製品としての成熟度、完成度はかなり高い。
FoodFrontia|NECプラットフォームズ
https://www.necplatforms.co.jp/solution/food/foodfrontia/index.html
飲食店環境を考慮したハードウェア設計となっているのが大きな特徴。
オーダーシステムやキッチンプリンター、ディスプレイなどと連動可能で、注文や調理、会計業務などの効率化が実現できる。店舗状況を分析し、可視化できるため売上アップにも貢献してくれる。
V-REGI|CASO
お店の雰囲気を壊さない、スタイリッシュなデザインを採用した製品だ。
さまざまな業種のニーズに対応できるポテンシャルを秘めており、拡張性の高さも魅力的といえるだろう。
個人経営の小さなお店から、大規模なチェーン店まで幅広く対応できる。売上の集計や管理が手軽にできるのはメリットだ。
タブレットPOSタイプ価格比較
カフェや居酒屋、レストランなど、さまざまな飲食店で採用されているタブレットPOS。
ここでは、タブレットタイプのPOSシステムについて、製品の特徴や価格をリサーチしてみた。
タブレットタイプのPOSに興味を持っているのなら、ぜひ目を通してほしい。
CASHIER
どんな店舗でも柔軟に扱える高機能クラウドPOSレジ「CASHIER」。
複数の店舗を運営しても売上管理を一括してデータ管理でき、運営を効率よくできる。
決済方法は様々あり、コロナ禍に適したQRコードで決済できるキャッシュレス決済もあるのだ。非接触型なので業務効率化になり売上も向上する。
サポートも徹底的にしており、導入から運用まで全て無料対応してくれる。
機械が苦手なあなたでも安心して扱うことが可能だ。
関連記事>>> CASHIER|ハードウェア一式が無料! |
ハードウェア費用 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
購入:128,000円 レンタル:8,400円/月 |
スタータープラン:0円/月 プロフェッショナルプラン:4,400円/月 モバイルオーダープラン:3,000円/月 |
ハードウェア故障時無料交換※ |
ユビレジ
売上向上のためのあらゆる機能を豊富に備えたPOSレジ。
売上傾向の把握はもちろん、リピーターを増やすための顧客管理もしやすい。
複数店舗の売上状況も一元で把握でき、小規模店から大規模なお店まで、規模を選ばず導入できる。
在庫管理や店舗管理、決済サービスなど、さまざまなサービスと連動可能となっている。
関連記事>>> ユビレジ|全世界3万店に選ばれたワケとは? |
導入費 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
なし(要iPad) |
飲食店向けプラン、単月契約月額9,800円 |
月額2,000円 |
スマレジ
シームレスな会計機能を備えている。
レシートに商品の引換番号を割り振った引換券が発行できるため、カフェやベーカリーにも適しているだろう。
顧客管理機能によって、消費者がいつ何を注文したかがその場で確認可能だ。
プリンター連動やテーブルごとの管理機能も充実させている。
関連記事>>> スマレジ| PL管理まで可能なタブレットPOS |
導入費 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
なし(要タブレット) |
プレミアムプランで月額4,000円 |
無料 |
Okageレジ
https://okagekk.com/index.php/register/
レジやハンディ、セルフオーダー、モバイルオーダーなど、飲食店に必要な機能が充実している。
必要な台数分を自由に組み合わせて使えるのも魅力的だ。
飲食店のことを考え抜いた豊富な機能を搭載しているため、売上アップやリピーター獲得にも役立つだろう。
クラウドサービスのため、機能はどんどん進化しているのも特徴だ。
関連記事>>> Okageレジ|飲食店のための新しいPOSレジ |
導入費 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
なし(要タブレット) |
ios端末1台につき月額1,000円 |
メールサポート無料 |
UレジFOOD
多機能で低価格を実現したタブレットPOSだ。
リアルタイムに売上の集計が可能で、一目で分かる簡単分析機能を搭載している。
軽減税率にも対応しており、補助金制度のサポート体制も万全にしているのが強みだ。
スマートなデザインと直感的な操作性を実現しているため、誰でもすぐに使いこなせるだろう。
関連記事>>> Uレジ FOOD|軽減税率対策補助金が利用可能 |
導入費 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
なし(要タブレット) |
要見積もり |
要問い合わせ |
NECモバイルPOS
https://jpn.nec.com/mobile-pos/index.html
無料で提供しているアプリをインストールすれば、手持ちのiPadを高機能なPOSレジにできる。
飲み放題やコースメニュー、日替わりメニューなどにも対応しているほか、クーポンを利用した会計にも対応可能だ。
注文時のフリーメモ機能もあるため、臨機応変にキッチンへ伝えたいことを伝えられる。
関連記事>>> 個人経営店舗に優しい!NECのモバイルPOS |
導入費 |
月額費用 |
サポート費用 |
---|---|---|
なし(要タブレット) |
要見積もり |
要問い合わせ |
POSレジ周辺機器の予算は?
ディスプレイやオーダー端末、プリンターなど、POSレジには周辺機器も必要だ。
基本的にはPOSレジとセットになっているケースが多いが、周辺機器の相場も知っていれば予算を組み立てやすくなるだろう。
ここでは、代表的な周辺機器をピックアップしてみた。メーカーや品番によって異なるが、参考に目を通してほしい。
カスタマーディスプレイ
会計時に、お客さんに金額やおつりを明示するために使用する。
タブレットタイプのPOSだとiPadがカスタマーディスプレイとなるだろう。
相場は10,000円~80,000円ほどだ。
端末(パソコンもしくはタブレット)
システムを使って管理を行うための端末である。
パソコンにするか、それともタブレットにするかで価格も違ってくる。
相場は20,000円~100,000円を見ておけば問題ない。
レジスター(ドロア)
現金を管理するために使用する。
お客さんから預かったお金、つり銭などを入れておくのに必要だ。
自動開錠するものが主流である。
相場は10,000円~50,000円ほど。
プリンター
会計時にレシートを印刷したり、オーダーをキッチンに伝えたりするのに使用する。
レシートプリンターとキッチンプリンターは基本的に分けて使用するものである。
相場は10,000円~40,000円ほどだ。
必要な機能と価格で上手に選ぼう
高価なシステムなら良いというわけでもなく、自店にマッチしたPOSレジを選ぶのが基本だ。
予算も考慮しつつ、お店に合ったシステムを導入しよう。
また、軽減税率対策補助金が出るケースもあるので、上手に使えばコストを軽減できるだろう。必要な機能と価格のバランスをしっかり考えて選んでほしい。