EATAS
開店・運営|資金・助成金2021.01.27
EATAS

1週間で200万円!?クラウドファンディングで大成功を収めた店舗の秘密を取材!

1週間で200万円!?クラウドファンディングで大成功を収めた店舗の秘密を取材!

画期的な方法で資金、ファンを集めるクラウドファンディング。
コロナ禍で経営に苦しんでいる飲食店が多い現在、飲食店救済の措置として今後はより注目が集まるだろう。
今回は「make story」を運営するリディッシュ株式会社のサポートのもと、クラウドファンディングで大成功を収めた鰻料理の老舗「麻布しき」さんの取材内容を公開する。

取材先は鰻の名店「麻布しき」

EATAS編集部が訪れたのは麻布十番に店舗を構える「麻布しき」さん。
昭和59年に開業した老舗のうなぎ割烹だ。

なんと、あの志村けんさんが生前に何度も通っていたという名店である。

上質な鹿児島県産の鰻と30年以上継ぎ足したという秘伝のタレが特徴。
また、鰻料理だけでなく、ふぐ料理や旬なお刺身等の豊富なラインナップ。

上質な食材をお酒のお供にするも良し、ガッツリうな重をいただくのも良し!
是非、ご来訪ください。
https://unagi-restaurant-235.business.site/


さて、気になる取材内容に入っていく。
今回は麻布しきの代表取締役を務める齊藤桂太さんにご協力していただいた。
クラウドファンディングとの出会いからプロジェクト終了後の変化、調達した資金や成功ポイントまでを公開する。
それでは、取材内容を見ていこう。

クラウドファンディングとの出会い

齊藤さんがクラウドファンディングを始めたのは昨年の7月。
どのような背景で出会い、なぜクラウドファンディングを始めたのだろうか。
取材内容を元にご紹介していく。

Q1,クラウドファンディングにどのような印象を持っておりましたか?

得体の知れないものという印象でした。
名称はなんとなく知っておりましたが仕組みが分からず何それ?といった感じだったと思います。
資金調達の方法は融資のイメージが強く、正直クラウドファンディングと聞いてもあまりイメージがわきませんでした。

Q2,クラウドファンディングを始めたきっかけを教えてください

クラウドファンディングを始めたきっかけはリディッシュ株式会社の営業担当であった河石さんに魅力を感じたからです。
当初はクラウドファンディングのことをよく知らなかったので融資を検討しておりました。
そんな中、河石さんを紹介していただいたのです。

河石さんにクラウドファンディングの話を聞き、一気に惹きこまれました。
飲食店にとってメリットしかないと思い、始めることを決断しました。

クラウドファンディング開始

いよいよクラウドファンディングが始動。
実際にプロジェクトではどのようなことをやらなければいけないのだろうか。
また、齊藤さんの心境にどのような変化があったのだろうか?

Q3,実際にクラウドファンディングを始めて感じたことはありますか?

思っていた以上に注目され驚きました。
初日から70万円も集まるなんて当初は考えもしませんでした。
正直最初はここまで勢いよく資金が集まるとは思ってもいなかったので、改めてリディッシュさんの的確なアドバイスに感心したことを覚えております。

Q4,資金を集めるために努力したことは何かありますか?

とにかく、少しでも多くの人に認知してもらおうと動いておりました。
具体的には、社内メールでクラウドファンディングの告知を行ったことやラインアットに登録していただいている約300名の方に発信、その他SNSを活用。更に、店舗の常連様へも積極的にお伝えさせていただきました。

Q5,大変だったこと、苦労したことはありますか?

店舗の良さをどう伝えるかが大変でした。 自身が経営している店舗とはいえ、大々的に店舗の価値をアピールするというのは少々戸惑うものだなと感じました。 言葉がまとまらず悩んでいましたが、リディッシュさんから客観的なご意見をいただき、店舗の良さを最大限にお伝えすることができたと思います。

Q6,実際にクラウドファンディングをはじめ、お客様やファンの方々はどのような反応をしておりましたか?

「老舗がそんなことするの?」と最初はかなり驚かれました。
しかし「齊藤さんだったらできるよ」と背中を押していただき、お客様、ファンの皆様の温かさを実感しました。

クラウドファンディングを終えて

クラウドファンディングを無事終え、心境の変化について聞いてみた。
更に、成功ノウハウと気になる達成金額について触れていく。

Q7,目標金額は達成できましたか?


はい、無事に目標金額は達成しました。
当初の目標金額は50万円でしたが、最終的に470万円以上集まり、驚愕したという記憶があります。
最初の1週間で約200万円集まり、スタートダッシュが非常に良かったと思います。
序盤で目標金額を超えることができ、とても嬉しく思いました。

Q8,リターンは何を送りましたか?

リターンは鰻を軸にした料理をお届けいたしました。
鰻に興味を持ってくださった方が多いという印象を抱きましたし、やはり店舗の一番の自慢は鰻料理だと思い、おもてなしさせていただきました。


Q9,クラウドファンディングを終え、気づいたこと・驚いたことはありますか?

客単価が上がったことです。

クラウドファンディングで支援していただき、足を運んでくださったお客様は、リターンのコースで食事を終えることなく、たくさん追加オーダーをいただきました。
結果、客単価が2倍以上上がり、驚きました。
なぜこのような現象が起きるかというと、リターンの食事券は無料のため、お客様のお財布に余裕ができるからだと考えられます。
また、良質なお客様とマッチングすることができるというのも、客単価が上がる要因だと考えられます。

Q10,プロジェクト終了後の変化を教えてください。

見える世界が変わりました。
クラウドファンディングの定義を覚えることからスタートしましたが、プロジェクト終了後にはここでは語れないほど多くのことを学ぶことができ、今後の店舗経営に活かせると感じました。
プロジェクトを振り返り、飲食店といえど、料理の質だけではお客様を増やすことはできないと痛感しました。

そういった意味で価値観が大幅にアップデートされたと思います。

Q11,本プロジェクトを通して失敗したなと感じる点はありますか?

時間がかかりすぎてしまったと思います。
クラウドファンディングについての知識がなく、スタートが遅れたというのもありますが、店舗の価値を伝えるプロジェクトページの思考に時間をかけすぎてしまったと思います。

次回はもっとスピーディーに取り組めるよう今回の失敗を活かしたいです。

Q12,クラウドファンディングで成功するために重要なことは何だと思いますか?

実行者の想いと熱意です!
実行者に想いと熱意がなければ途中で折れたり、妥協したアプローチになってしまうと思います。中途半端な気持ちでクラウドファンディングを行っても目標資金は集まりませんし、未来のファンを創ることはできないでしょう。

もちろん「想いと熱意」以外にも重要なことはたくさんありますが、最終的には最も重要なことだと感じました。

Q13,リディッシュさんに依頼して良かったと感じた点を教えてください。

リディッシュさんに依頼して良かったと感じたことは自社の強み、弱みを明確に判断してくれた点です。
常に店舗を客観視してくださり、改善すべき点やどのようにアプローチを行えばよいか的確にアドバイスしてくださりました。
リディッシュさんは私のビジネスに対する考え方を大きく変えてくださり、非常に勉強になったと思います。
今回学ばせていただいたことを今後の店舗経営に活かしていきたいです。

Q14,クラウドファンディングをまたやりたいと思いますか?

はい、やりたいと思っております。
次回は3店舗目の新店をオープンする計画を進めていますのでタイミングが来ましたら着手する予定です。
今回は400万円の資金を調達することができましたので、次回は500万円を目標に取り組みたいと思います。

クラウドファンディングを検討している方々にメッセージ


是非クラウドファンディングに挑戦していただきたいと思っております。
理由は3つあります。

1つ目は効率的なPRを行うことができるからです。
現在集客の主流であるグルメサイトよりも多くの人にアプローチすることができます。一度掲載するだけでも何万から何十万のPVを獲得することができるでしょう。
いくらおいしい料理を提供できる店舗であっても、知ってもらわないと意味がないため、露出度の高い媒体でPRする機会が飲食店にとって必要です。いくら価値のある料理を作ってもお客様が来店しない、お客様に知られなければ価値がないと思います。
クラウドファンディングは資金調達を行うというイメージを持つ方が多いかと思いますが、本プロジェクトを通し、PR、集客がメインだと感じました。
店舗の認知度を高める最適な方法なのでやらない理由がないと思っております。

2つ目は良質なお客様とマッチングすることができるからです。
支援していただいたお客様は、飲食に対し強い関心を持ち、食べることに心から幸せを感じている方が多いという印象を受けました。
料理人として、飲食をこよなく愛する方に料理を提供することができるというのはたいへん幸せなことだと思っております。
クラウドファンディングをはじめ、そうした方々にお会いする機会が増え、私や店舗の従業員の幸福度も上がったと思います。

3つ目は自分のお店を客観的にみて分析する機会を与えてもらうことができるという点です。

クラウドファンディングを通じて多くの方に店舗を知ってもらうためには、どこが売りでどのようにPRすべきか客観視する必要があります。
そうすると必然的に店舗の改善点も見えてくるため成長に繋がるでしょう。料理の質以外にも思慮すべき点を認識することができ、非常に勉強になりました。
資金調達やPR効果だけでなく、今後の店舗経営を行う上での思考もアップデートされ、財産になりました。

以上がクラウドファンディングに挑戦すべき理由です。

しかし軽い気持ちでクラウドファンディングを始めることはおすすめしません。
なぜならかなりの熱意が必要とされるからです。
ただ掲載するだけでは目標金額に到達しませんし、より広い範囲にPRをすることができないでしょう。自身でマメに宣伝を行うことや、緻密にプロジェクトを組み立てていかなければいけないためそれなりの労力が伴います。

大変だと感じる点はありますが店舗の成長に大きく繋がり良質なお客様にご来店いただける未来を創ることができるので、私としてはやらない理由がないと思います。

是非、興味がある方は挑戦してみてください!

最後に

齊藤さんありがとうございました。
クラウドファンディングを成功させるにはプロジェクトページを練ったりマメな告知等の労力が伴います。しかし、より価値のあるものをお客様に提供したいという「想い」と人が集まる良いお店にしたいという「熱意」があれば成功に近づくでしょう。

是非、多くの飲食店の皆様に、クラウドファンディングに挑戦していただきたいと思います。
コロナ渦で大変かと思いますが、クラウドファンディングで飲食業界を盛り上げましょう!

クラウドファンディングについてより詳しく知りたいという方は下記の記事をご覧ください。クラウドファンディングの基礎知識から成功ノウハウまでご覧いただけます。

[飲食店必見]飲食業界クラウドファンディング実績No1に成功ノウハウを徹底取材

関連記事

関連記事