悩み解決|経営 2018.12.27

商圏分析(エリアマーケティング)とは?飲食店での活用方法とサービス比較

商圏分析(エリアマーケティング)とは?飲食店での活用方法とサービス比較
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商圏分析(エリアマーケティング)とは?
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飲食店での商圏分析活用シーン
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商圏分析サービス5選比較と無料ツール3選
目次
あらゆる業種において商圏分析は必要であり、それは飲食店においても同じだ。だが、どのように商圏分析をして経営に生かせばよいのかわからない、という飲食店オーナーも少なくないだろう。そこで、ここでは飲食店における、商圏分析の活用方法をまとめてみた。おすすめの商圏分析サービスや分析ツールも紹介していく。

商圏分析(エリアマーケティング)とは?

商圏分析とエリアマーケティングは、同じ意味と捉えて差し支えない。しかし、そもそも商圏分析とは、いったい何なのだろうか。簡単に言えば、商圏分析とは「売上を増やすために地域を絞って経営戦略を組み立てる」ことである。

商圏とは、要するに集客できる範囲のこと。この商圏は、業種によって大きく異なる。半径500m程度を商圏とするお店もあれば、10~20キロにわたる商圏を設定する企業もある。

商圏を分析することで、そこに出店することで利益が見込めるか、どのような販促が有利に働くかといったこともわかってくる。そこで得たデータをもとに、より高度な経営戦略を組み立てることが可能になる。



飲食店での商圏分析活用シーン

具体的に、飲食店ではどのように商圏分析を活用すればいいのだろうか。飲食店だと、出店計画や販促計画、顧客情報の把握といった活用シーンが挙げられる。ここでは、飲食店の商圏分析活用シーンを紹介しよう。

出店計画・店舗開発

もっとも基本となる商圏分析の活用方法が出店計画・店舗開発だ。
新たに出店するにあたり、商圏分析は絶対に欠かせないと言えるだろう。仮に、近隣住民をターゲットにした、インパクトのある「価格が安い大盛りラーメン」が看板メニューのラーメン店だとする。この場合、ターゲットは比較的若い独身サラリーマンや学生となるだろう。それなのに、女性やお年寄りが多い地域、女子高や女子大が集まるような地域に出店したとすると、どうだろうか。出店したものの、閑古鳥が鳴き続けるということにもなりかねない。出店の計画・開発において商圏分析が重要なのは、つまりこういうことだ。

販促計画・販促効果向上

飲食店の場合、販促のために新聞折込チラシや、ポスティングを活用しているケースも少なくない。効果的に販促を行うには、やはり商圏の分析が必要となる。

商圏を分析することで、どのような属性の人がその地域で暮らしているかを把握できる。
若い女性をターゲット層とする、オシャレでファンシーなカフェのチラシを、お年寄りや男性が多く住む場所に配布しても効果は低い。販促効果を高めるためにも、商圏を把握し、適切に新聞折込やポスティングを行う必要がある。

顧客情報把握

商圏分析をすることでかなり深い顧客情報が把握できる。エリア内の男女比、年齢層、世帯構成、世帯年収、典型的なライフスタイルといったことも把握できるだろう。
顧客情報を把握できれば、需要の有無はもちろん、行動特性も見えてくる。お店のブランディングもしやすくなり、販促をより効果的な方法で行うことが可能になる。



商圏分析サービス5選比較

商圏分析は、自身でも行うことは可能だ。ただ、忙しい飲食店オーナーが、時間を割いて自ら商圏分析をするのはあまりおすすめできない。やはり、プロのサービスを利用したほうがより早くより的確に分析してもらえるだろう。そこで、ここでは商圏分析サービスをピックアップしてみた。サービスの特徴を比較しながら見てみよう。

ソフィアインデックス商圏分析事務所

大手チェーン店が採用している商圏分析手法を、リーズナブルな価格かつ、わかりやすい形で提供している。ベーシックなプランから、ハイレベルな分析まで豊富なサービスラインナップをそろえているのも特徴と言えるだろう。また、より細かい分析を希望する場合はカスタマイズ分析プランもそろえている。

サービス価格
分析データ
ベーシック・基本商圏分析/14,800円~(税別)
ターゲット人口分布・距離と移動時間・昼夜間人口差・居住者プロファイリングなど


MAPマーケティング支援システム

株式会社アルファクス・フード・システムによる外食ビジネス向けの営業ツール。分析結果はグラフィカルに表示され、わかりやすく直感的だ。分析データをCSVデータとして保存でき、統計項目を組み合わせた多角的な分析も可能だ。

サービス価格
分析データ
要問い合わせ
出店予定地ロケーション地図・昼夜間人口差・地域別人口世帯数・商圏内の事業者数など


立地&商圏調査おまかせ分析サービス

株式会社ユニシアによる、出店予定の立地の調査、分析などの作業を代行してもらえるサービス。依頼すれば、自分は手間も時間もかけることなく、立地と商圏の調査分析が可能になる。1時間の無料立地コーチングサービスなども行っている。おまかせ分析サービスは基本である5種類のレポートの他、さらに詳しい情報が欲しい場合は、オプションとして32種類あるデータから、たとえば駅乗降客数や飲食業事業者数評価などの6種類のデータ・レポートを自由に選択することもできる。

サービス価格
分析データ
138,000円(税別)
立地診断結果・立地チェックシート・商圏評価・昼間人口評価・視認性評価など


店舗の立地調査・売上予測

これまで、1,000店舗以上の立地診断をしてきた、豊富なノウハウと実績がある株式会社リアルエージェント。立地診断だけでなく、商圏分析や売上予測、通行量調査などにも対応可能だ。立地に特化したコンサルティング会社なので、特に新規出店や多店舗展開を望む飲食店オーナーにおすすめできる。

サービス価格
分析データ
定型レポート/10,000円(税別)
商圏人口分布・ターゲット比率・人口ピラミッド・世帯構成比率など


株式会社販路企画

飲食店や小売業、サービス業など、あらゆる業界にサービスを提供している。さまざまなコンサルティング、講演やセミナーを全国各地で展開しているのも特徴だ。商圏分析サービスにおいても、全国に対応しているため、どこで出店するにしてもサービスが受けられる。完全無料のオンライン相談も実施しているので、まずは相談してみるとよいだろう。

サービス価格
分析データ
要問い合わせ
業界市場・人口統計・交通量・店舗診断・立地特性特定・店舗マーケティング戦略立案など


無料で使える分析ツール3選

商圏分析を行うことで、利益の見込める土地への新規出店が可能になる。また、販促もしやすくなり、効果も高められるだろう。お店のブランディングもできるなど、メリットはたくさんある。飲食店は一度出店すると、簡単に撤退することはできない。失敗しないためにも、商圏分析は絶対的に必要と言える。

商圏分析を活用したいものの、いきなりお金を払って依頼するのは抵抗がある、という飲食店オーナーもいるだろう。まずは、お試し程度に使ってみたいという方もいるはずだ。そこで無料で利用できる分析ツールをいくつかピックアップしてみた。まずは無料のツールを利用し、物足りないと思ったら、有料のサービスを検討してみてはどうだろうか。

  • ロケスマ
    Webで利用できるチェーン店検索サービス。競合となる店舗を地図上で簡単に確認できる。最寄り駅や、お店との位置関係なども俯瞰でチェックできるため、新規出店の際に役立てられる。カフェやファミレス、回転寿司など、飲食店のカテゴリを絞って検索できるのも便利だ。きっと大きな武器となってくれるはずだ。
  • OPoSSuM
    気になる地域の、今後を予測できるツール。未来カルテをダウンロードすることで、その地域の人口減少、高齢化などの予測データを知ることができる。出店しようとしている地域の、今後のトレンドを把握することも可能。市区郡ごとの集計データが示されるため、ターゲット地域の未来をしっかり把握できる。
  • jSTAT MAP
    指定したエリアの、統計情報をデータ化できるツールだ。最新の国勢調査における数値もデータとして出力できるため、あらゆるデータの分析が可能になる。複雑すぎる集計はできないが、お店から数キロ圏内の世帯を把握したい、といったケースなら簡単にできる。

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