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コラム|コ:デリバリー2020.06.01
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テイクアウト商品の値段のつけかた

テイクアウト商品の値段のつけかた

こんにちは、皿洗いする飲食店コンサルタントの森です。
いくらなら売れるのか、これだと高すぎるのか安すぎるのか。それがわからないまま値付けをしていると、せっかくの売上増加チャンスを逃し続けてしまっているかもしれません。

こんにちは、皿洗いする飲食店コンサルタントの森です。

新型コロナの影響で、飲食店はどこも厳しい状況になっています。
そんな中でテイクアウトを始めるお店がかなり増えていますが、その中でみなさまが悩むポイントの一つは値段をどうつけたらよいのかということかと思います。

いくらなら売れるのか、これだと高すぎるのか安すぎるのか。それがわからないまま値付けをしていると、せっかくの売上増加チャンスを逃し続けてしまっているかもしれません。

『値付け』とは…!?

そもそも、『モノが売れる』とはどういうことでしょうか?
『モノが売れる』とは、『モノを手に入れるためにその値段を出してもいい』とお客様が思ってくれるということです。

つまり、お客様が(その金額を出しても良い)と思ってくれなければ、どんなに良いモノであっても絶対売れることはないのです。

では、飲食店が行うテイクアウト商品の値段はどう決めたらよいのでしょうか。

テイクアウトは安い!

テイクアウト

世界がこのようなコロナの状況になる前、同じ商品でも店内飲食だと800円、テイクアウトの弁当だと500円というように、「テイクアウトは安い」値付けになっているのを見たことはないでしょうか。

お店側からしたら(席を埋めることなく売上になるから)という理由で安くしているのですが、これが結果的にお客様に対して潜在的に「テイクアウトは安い」という意識を植え付けてしまったのです。

街を歩いていると、テイクアウトをしているお店はとても多いもののとりあえず店内で出していたラインナップをそのままの値段で「お持ち帰りできま~す」などとやっているお店が非常に多く見られます。

これにはラインナップの問題もありますが、そのままの値段ではまず売れません。
ここ数ヶ月は周りの人が同情して買ってくれていたのも、今後もう通用しません。

お客様の中でテイクアウトは安いものだという認識がある限り、テイクアウトの値段は安くしなければ売れ続けることはないでしょう。

テイクアウトで儲かる!?

お弁当
ですが、いくら安くして売れたとしても、目的は「お店の利益を増やす」ということですので、薄利のまま売り続けていてもまったく意味のないことになります。それでは、テイクアウトでお店の利益を増やすにはどうすればよいのでしょうか。

答えはシンプルで、テイクアウト商品の値段を上げるということです。

こう言うと、「なんだ、さっきまで安くしないと売れないと言っていたじゃないか」という声が聞こえてきそうです。

実は、これにはポイントがあります。それは、最初にお話しした『モノが売れる』とは、『モノを手に入れるためにその値段を出してもいい』とお客様が思ってくれるということです。

つまり、お客様がその値段でも欲しいと思ってもらえたら、高い値段でもテイクアウトが売れるということになります。

テイクアウトで高単価をつけるには

さぁ、なんだか禅問答のような話になってきました。

つまりどういうことかというと、例えば2,000円の持ち帰り弁当を売ろうとしても普通のお客様がランチや夕飯代わりに食べる弁当としては高すぎるわけです。たとえ中身が2,000円以上に豪華だったとしても、難しいでしょう。

ではこの2,000円弁当を売るにはどうしたら良いか。

お客様が、『この目的だったら2,000円を出しても良い!』と思えるような弁当・そして売り方にする必要があるわけです。

例えば、一般の会社のお偉いさんがランチミーティングで食べるようなお弁当。
これは秘書や総務担当が購入します。

この場合、ポイントは二つ
『お弁当代は会社の経費』
であることと
『クオリティで外すわけにはいかない』
ということです。

そうなると、必然的にこの2,000円高級弁当が選択肢に入ってくるわけです。
このように、ただ単価の高い商品を作るのではなくて、『どういう人にどういう目的で購入してほしい』といった明確な軸を設定した上で値段と商品を決めていくことが、売れる高単価商品を作るポイントなのです。

売れるテイクアウトの値段とは

このように、テイクアウトを売っていくためには、どのような価格帯であっても値段に合った中身・コンセプト・売り方をしていく必要があります。
もし「そんなんめんどくさいよ」という場合でも、半ばヤケになって超低価格でひたすら売るなんてことは絶対にしないでください。
テイクアウトの単価を上げ、少しでも利益になるようにしていきましょう。

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