2019-03-14
インフルエンサーマーケティングをはじめよう!効果的な飲食店集客の手法
近年、インフルエンサーマーケティングと呼ばれる、SNSユーザーと提携した広告手法が注目を集めている。
インフルエンサーマーケティングは飲食店の集客と相性がよく、爆発的に知名度を上げる効果も期待できる。
ここではインターネットを活用した集客を検討している飲食店オーナー向けに、インフルエンサーマーケティングについて紹介しよう。
目次
インフルエンサーマーケティングとは?
インフルエンサーとは世間に対して大きな影響力を持つ個人のことで、その多くがSNSやブログで多数のファンを獲得している。つまり、インフルエンサーが発信した情報には拡散力がある。
この影響力を活用して広告宣伝を行うのが、インフルエンサーマーケティングだ。投稿の内容に各インフルエンサーの個性が出るため、PRマークが表示される広告ではあるものの、画一的なタイアップ記事よりは世間に受け入れられやすい一面がある。
飲食店の集客と相性抜群!
SNSでは、写真や動画など映像の力が圧倒的に強いため、飲食業界との相性がよい。
例えば、Twitterでグルメ情報をツイートするアカウントの中には100万以上のフォロワーを持つケースもあり、見た目にもおいしそうな写真の投稿は、常に2000~3000RT(リツイート)を獲得している。また、Instagramにおいても、食はファッションの次に人気があるジャンルで、昨今は「インスタ映え」フードが流行している。

相場とリスク、メリットデメリット
実際にインフルエンサーへPRを依頼するには、どのくらいの費用がかかるのだろうか。ここでインフルエンサーに広告を依頼する際の相場と、メリット、デメリットも合わせてご紹介する。
単価・相場はどのくらい?
実際にどれくらいの費用がかかるのかは、知名度や依頼内容によって異なる。フォロワー1人あたりで計算する単価固定型や成果報酬型、月額固定型などがあり、単価固定型の場合はフォロワー1人あたり2~5円程度が相場。
月額固定制の場合は、数万円程度のサービスから、数十万円かかるサービスもある。
ステマと何が違う? リスクは?
インフルエンサーマーケティングを行うにあたって絶対にしてはいけないのが。広告主がいるにもかかわらず広告主を明示しない「ステルスマーケティング(ステマ)」である。ステマを行った事実が発覚すると、炎上してしまうこともある。
PRマークなどのタイアップ表記は徹底しておきたい。
PR投稿であることを明記すると「広告効果が期待できないのではないか?」と不安になるオーナーがいるかもしれない。しかし、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの行った「口コミサイト・インフルエンサーマーケティングに関するアンケート調査結果(2018年9月)」によると、インフルエンサーの影響を受けてとった行動のうち「実際に店や観光地等を訪問したことがある」という人は28.2%も存在している。
インフルエンサーの投稿を見て、約4人に1人がわざわざ店まで足を運んだ経験があることを踏まえると、わざわざハイリスクなステマを行わなくても十分な広告効果を得られることがわかる。

メリット
インフルエンサーマーケティングのメリットは、「ユーザー層」に対してターゲットを設定できる点と、長期的な集客効果が期待できる点だ。
一般的な広告出稿では、「どのようなキーワードで検索されたときに表示するか」という指定を行うことが多い。例えば「横浜市 ラーメン」なら店舗近隣でそのメニューを探している人にアピールできるし、夏祭り期間に限定して「浴衣割引実施中」という広告を出稿するのも効果的である。
しかし、これには広告を停止すると一気に集客効果が低下するというデメリットがある。
一方、インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーの投稿に影響されたフォロワーが自身のSNSへ投稿し、それを見た他のユーザーが拡散していくなど、波及効果やブランドの認知向上を目的とすることが多い。
そのため、長期間にわたる集客効果が期待できる。席数や回転に限りがある飲食店では、短期間で爆発的な集客を獲得するよりもメリットが大きい。
また、インフルエンサーマーケティングでは集客ターゲットのペルソナ(人物像)を細かく想定できるのも強みだ。「横浜市 ラーメン店」を検索している場合、そのユーザーがこってり系とあっさり系のどちらを求めているのかはわからず、嗜好にマッチしたアプローチができるかは検索ワードの選び方などユーザーに依存する。
しかし、例えば「材質や縫製などの情報にもこだわるファッション感度の高い首都圏在住の30代男性」を多くフォロワーに持つインフルエンサーに「和食店で修業を積んだ店長が各地から食材を取り寄せたこだわりのラーメン」を紹介してもらうとどうだろうか。
嗜好に合う情報であれば比較的高い確率で来店につなげることができ、まだニーズが具体化していない潜在層へのアプローチも可能だ。
デメリット
前述したようなメリットは、あくまで自店舗に適したインフルエンサーをキャスティングできた場合の話。インフルエンサーの広告力はアクティブフォロワー数による拡散力とフォロワーへの訴求力に影響されるため、効果が広く浅いものとなる場合がある。
例えばフォロワー数を購入したり、水増ししたりしている「自称インフルエンサー」をキャスティングしてしまうと、期待した効果は得られない可能性が高い。
また、自店舗のターゲット層とインフルエンサーのファン層が一致しない場合も、集客効果が限定的になる。
これらのデメリットを避けるためにも、適切なインフルエンサーをキャスティングできるインフルエンサーマーケティングサービスを選択する必要がある。

インフルエンサーマーケティングサービス比較
ここからは飲食店が利用できるインフルエンサーマーケティングサービスを比較しながらご紹介していこう。サービスによって価格やインフルエンサーの特徴が違うため、自店舗に合ったものを見極めてほしい。
FOODee IM
「FOODee IM」は飲食店に特化したサービスで、フードインフルエンサーと飲食店のマッチングを行っている。インフルエンサーのフォロワー数ではなく、食の専門性やコミュニティーを重要視しているのが特徴だ。
スポットプランと定額プランから選ぶことができる。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社BNF |
Instagramをなど各種SNS、ブログなど |
5万円 |
スポットプラン/飲食店へ往訪の場合:30万円~※ |
要問い合わせ |
6カ月~ |
※スポットプラン/グルメインフルエンサーが自宅で食事する場合:40万円~
※定額プラン/エコノミープラン:毎月2名6万円/ライトプラン:毎月5名12.5万円/スタンダードプラン:毎月10名20万円
Woomy for Restaurant
インスタグラマー・キャスティングサービス『Woomy(ウーミー)』が展開する、飲食店向けのインフルエンサーマーケティングサービス。フォロワー3000人以上のインスタグラマーに無料で店舗のPRをしてもらえる。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社エイジオン |
Instagramをなど各種SNS、ブログなど |
無料 |
インスタグラマーの飲食代のみ |
約2,000人 |
なし |
#foodicle

https://foodicle.edgeneer.com/
プロモーションの目的や予算に応じて最適なインフルエンサーを紹介してくれる。料理家やフードコーディネーター、管理栄養士、大食いタレントなど、フォロワー数2000~40万人規模のインフルエンサーが多数在籍しており、飲食店も数多く利用しているサービスである。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| エッジニア合同会社 |
Instagram、YouTube、Twitter、ブログなど |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
100名以上 |
要問い合わせ |
Tofu Database
日本最大級のデータベースを持つ、株式会社misosilが提供するサービス。AIが依頼人と相性のよいインフルエンサーを探し出してくれる。
効果検証レポートを無料で提供しており、インフルエンサーマーケティングの効果を数字で確認することができる。キャスティングに納得がいかない場合は費用が発生しないのも嬉しいポイントだ。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社misosil(ミソシル) |
Twitter、Instagramなど |
無料 |
数万円~ |
20万人以上 |
要問い合わせ |
SPIRIT(スピリット)

https://www.spirit-japan.com/company_info/
フォロワー数3000人以上のインフルエンサーを2万人抱えているサービスだ。公募形式でインフルエンサーをキャスティングするため、低コストで挑戦することができる。
応募の際にインフルエンサーが意気込みを伝えてくるので、熱意なども含めて依頼する人を選べる。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| リデル株式会社 |
要問い合わせ |
無料 |
インフルエンサーへの報酬5000円~※ |
2万人 |
なし |
※ディレクションフィー3000円~×募集人数/プラットフォーム利用料 ベース料金合計額の20%
Buffet(ブッフェ)

https://ricecurry.co.jp/index.html
「Buffet https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000019306.html」は2019年3月からスタート予定の、定額制インフルエンサーマッチングサービスだ。
フォロワー数1万~20万のインフルエンサーを、毎月5人ランダムに選出してくれる。幅広い層にアプローチできる可能性があるのが特徴だ。
| 運営会社 |
対応メディア |
初期費用 |
料金 |
登録インフルエンサー数 |
契約期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| 株式会社ライスカレー製作所 |
Instagram |
要問い合わせ |
月額4万9000 円(税別) |
要問い合わせ |
要問い合わせ |
フォロ割やキャンペーンも効果的
今回は有名インフルエンサーへ依頼する方法を中心に紹介したが、小規模な飲食店ではなかなか広告費を捻出できないこともある。その場合は、飲食店の食事やサービスをSNSに投稿することで割引を提供する「フォロ割」を活用するのもよいだろう。
これもインフルエンサーマーケティングのひとつで、例えばフォロ割のプラットフォームを提供している「Follop(https://eatas.jp/article/633)」などの利用がおすすめだ。他にも自店でハッシュタグキャンペーンを打つなどの手法もある。
予算と相談しながら、効果的なインフルエンサーマーケティングを展開してほしい。



