2019-01-30
一歩先を行くO2Oマーケティング|位置情報を使った飲食店集客サービス
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- O2Oとは? なぜ注目されている?
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- O2Oマーケティングの導入方法
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- 位置情報を使ったO2Oサービス紹介
O2Oマーケティングという言葉を聞いたことがあるだろうか。さまざまな業界で行われているマーケティング手法の1つだが、最近では飲食店でも導入するところが増えている。そこで、ここではO2Oの概要や、導入方法などについてまとめてみた。また、位置情報を使った飲食店の集客サービスについてもご紹介。気になった飲食店オーナーはぜひ目を通してほしい。
O2Oとは?
そもそも、O2O(オーツーオー)マーケティングとはいったい何なのだろうか。「Online to Offline」を略したものがO2Oだが、簡単に説明すると、「オンラインからオフラインに顧客を誘導する」マーケティング手法のこと。On2Offマーケティングと言うこともある。
新規顧客を獲得するための手法として用いられることが多く、即効性が期待できるメリットもある。
具体的な手法としては、オンラインでお得な電子クーポンを配布し、実店舗への来店を促すといったことが挙げられる。また、キャンペーン情報をオンラインで流し、それをとっかかりに来店してもらうのもO2Oマーケティングと言える。

オムニチャネルとの違いは?
O2Oはオムニチャネルと混同されることが多い。この2つは似て非なるものなので、しっかり区別して覚えておく必要がある。オムニチャネルは顧客の誘導を行わず、実店舗とECサイトの情報管理システムを統合し、さまざまな方法で顧客をフォローするのが特徴だ。
つまり、すべての販売チャネルを1つに統合する販売戦略となる。こうすることで、販売機会の損失を回避し、顧客満足度も高めることが可能になる。販売チャネルを統一すれば、来店したお客様が求める商品が店舗になくても、ほかの店舗からすぐ取り寄せたり、後から自宅に届けたりといったこともできる。
ざっくりと言えば、O2Oは新規顧客を開拓して実店舗に誘導するのに向いているマーケティングだ。一方、オムニチャネルは既存客の囲い込みやリピーター獲得に向いている。
なぜO2Oが注目されている?
さまざまな業種において、O2Oは注目されているが、それは飲食業界においても例外ではない。ネットやスマホの普及が進み、誰もが日常的にインターネットを利用するようになったのも、注目されている理由の1つだろう。
また、O2Oによってポスティングや折込チラシの効果を高められる可能性が高いのも、注目されている理由だ。チラシを見てすぐにお店に行こう、と思う人は少なくても、お得な電子クーポンが貰えると記載されていれば、興味を引けるだろう。
スマホでホームページなどにアクセスし、実際にクーポンを手に入れたらそれを使うために来店してくれる可能性が高くなる。

もうひとつ忘れてはならないことに「効果測定のしやすさ」がある。広告などのマーケティングでは必ず効果測定を行い、施策とそれに対する結果を数値で評価・分析していく。
Web上では数値を自動計算できるため簡単だが、オフラインマーケティングでは効果測定がわかりにくい。O2Oなら、来店者が持参するクーポン数を数えるだけですぐに効果が実感できる。即効性もあり、効果も直感的でわかりやすいのがO2Oマーケティングの特徴と言える。
O2Oマーケティングの導入方法
O2Oマーケティングはどのように導入すればいいのだろうか。施策や手法はさまざまだが、O2Oという言葉を知らないだけで、実質的には同じことを始めているケースもある。
ここでは、O2Oマーケティングの導入方法について見ていきたい。
①ホームページ・グルメサイト
飲食店におけるWebマーケティングの基本は、ホームページやグルメサイトだ。
ネット検索でたどり着いたユーザーが、店舗に行ってみたいと感じるような情報を発信できれば集客につながりやすくなるだろう。
具体的には、お店で使える期間限定のクーポンの配布、キャンペーン情報などだ。お得な情報などはない状態で、基本的な店舗情報の表示のみで集客できるお店は限られている。
今以上に集客しようと考えたら、実際に足を運んでみようと思わせる工夫が必要となる。
ホームページを使った飲食店向けO2Oの事例として、favy(ファビー) https://eatas.jp/article/290 が挙げられる。
favyはグルメメディアサイトだが、集客や予約、顧客管理などにより、単にお店の情報提供を支援してくれるのではなく、お店についてもっとよく知ってもらうことを目的とした内容になっている。
また、SNSでの情報拡散を得意としたO2Oマーケティングを展開している。
②ブログ、SNS
飲食店の店長やスタッフ、オーナーなどが、ブログで日々の情報を発信することも最近の傾向だ。ブログだと、ホームページよりも気負わずに情報発信ができるため、読者との距離も近くなる。
また飲食店側にとっても、親近感を持ってもらえることで、お客様によい印象を与えることができる。そこから集客に結びつくことも十分考えられる。

SNSも同様に、O2Oマーケティングに使える。TwitterやFacebookなどでフォロワーにクーポンを送ったり、フォロワー限定のキャンペーンを打ち出したりといったやり方も可能だ。
拡散してもらえれば、新規のフォロワーも増え、実店舗への集客にもつながる可能性がある。
③アプリ
店舗アプリを使うことで、実店舗との連携がしやすくなる。お店のアプリを制作する必要があるほか、インストールしてもらわなければならないためハードルはやや高くなるが、試してみる価値は十分にある。
アプリをインストールしてもらえれば、さまざまな情報をダイレクトに送ることが可能になる。クーポンはもちろん、イベント情報なども直接送ることができる。
プッシュ機能を使ってもらえれば、スマホの画面に送った情報が表示されるため、スルーされることも少ないだろう。お店に誘導できる確率はさらに高くなると考えられる。
またタイミングよくお得な情報を流していければ、積極的にアプリを入れないと損、と思ってもらえるかもしれない。そのため、ダイレクト情報の内容と配信スケジュールをよく考える必要がある。
④位置情報データ
位置情報を利用したO2Oマーケティングを導入する企業やお店も増えている。スマホにGPS機能がついているのはご存じの通りだが、それを利用して、お店の近くに来た人にクーポンを配布する、といった方法がある。

お店だけでなく、最寄り駅などエリアを指定して、そこに足を踏み入れた消費者のスマホに情報を発信する。プッシュ通知を送ればユーザーも目にする確率が高く、それがお得な情報なら、お店に行ってみようという気も起きるだろう。
うまく活用すれば、ライバル店が集まるエリアであっても、多くの見込み客を集客できるかもしれない。
位置情報を使ったO2Oサービス
ここでは位置情報を使ったO2Oサービスを4つピックアップしているが、その前にO2Oの目的を整理しておこう。主な目的は新規顧客の獲得即効性のある効果、顧客ごとの販促、そしてわかりやすい効果測定ということだ。
それぞれのサービスに特徴があるため、しっかりと目を通してほしい。
popinfo
https://iridge.jp/business/o2o/
スマホ向けの位置連動対応のプッシュ型情報配信サービス。位置や時間帯、属性情報などから、ベストなタイミングを狙ってプッシュ通知を送ることができる。
一斉通知や予約通知もできるほか、パーソナライズ機能を使えばユーザーに合わせた情報を発信できる。
さらに、お知らせ機能は日本語だけでなく、中国語や英語など多言語に対応している。インバウンド対応としても活用できる。
無料のトライアルが可能なため、導入を検討するならまずは利用してみよう。
GMOおみせアプリ Beaconプラン
https://gmo-app.jp/beacon.html
「GMOおみせアプリ」で店舗アプリを作り、Beaconプランに申し込むことで、お客様のロケーションに合わせたキャンペーンやイベント情報の通知ができるようになる。
プッシュ通知で効率のよい情報発信ができ、データ解析も可能。アプリをダウンロードしたユーザーの、アプリ内における行動をより細かく分析できる。
Beacon機能で、スマホをかざしてもらうだけでスタンプを押すことも可能。紙の会員カードを使っている飲食店なら、このアプリでスマホ会員証に変更することができる。
RMP - Go! Spot
https://adsales.rakuten.co.jp/news/detail/2018_04_rmp_go_spot.html
楽天と楽天データマーケティングが提供しているサービス。楽天IDに基づくデータを活用し、位置情報を用いた店頭送客プロモーションを可能にしている。
また、実際の来店数などプロモーション効果の測定ができるのも特徴だ。プロモーション施策だけでなく、ユーザーの行動を理解することでより高度なマーケティングも可能になる。

位置情報で顧客行動を可視化できる
もっと集客できる飲食店をめざしたいのなら、O2Oマーケティングも検討したいところ。位置情報を使ったO2Oサービスなら、お店の近くにいる人を狙ってピンポイントでお得なクーポンなどを配布することも可能になる。
このように、これからは飲食店においても個別化した マーケティングが重要になってくる。具体的な導入方法や位置情報を使ったO2Oサービス例を参考に、今後の飲食店経営に生かしてほしい。
