悩み解決|経営 2019.01.07

店舗内装工事の費用を抑えるには|デザイン・設計・施工会社の違いを知る

店舗内装工事の費用を抑えるには|デザイン・設計・施工会社の違いを知る
1
飲食店における店舗デザインの重要性とは?
2
店舗内装工事の費用を抑えるポイント
3
業者の種類別メリットとデメリットを知ろう
目次
店舗の内装工事をしたいと考えている飲食店オーナーも少なくないだろう。しかし初めてのリフォームとなると、費用がおおよそどれくらいかかるか、まったく想像がつかないかもしれない。できることならなるべく費用を抑えたいと思うのは当然のこと。そこで、内装工事の費用を抑えるポイントや、デザイン・設計・施工会社の違いについてもまとめたので、ぜひ参考にしてほしい。

店舗デザインの重要性

おいしい料理と上質なサービスを提供すれば、お客様が自然にやってくると思っている飲食店オーナーは多い。それも一理あるが、それだけでは今の時代を生き抜くことは難しい。

いくらおいしい料理や質の高いサービスを提供しても、店舗の内装がいい加減だとどうだろうか。照明が暗い、テーブルの間隔が狭い、壁紙の柄が落ち着かないといった具合だと、せっかくの料理も台無しだ。顧客満足度を高めるためには、料理をおいしく食べてもらうための空間作りも大切になってくる。

店舗のデザインとお店のコンセプトは密接に関係し、集客やブランディングに大きな影響を与える。極端な話、伝統的な純和食の料理を出すお店の内装が、ハワイアンなデザインだと、多くのお客様はがっかりするのではないだろうか。今はSNS映え、インスタ映えするかどうかもお店を選ぶポイントになる。それを踏まえたうえで、店舗デザインを考えなくてはならない。

店舗内装の重要性イメージ

店舗内装工事の費用を抑えるには

すぐに店舗内装にとりかかりたいが、予算も極力抑えたいのがオーナーの本音だろう。店舗内装工事の費用を抑えるには、相場をしっかりと理解しておくことが大切だ。また、インテリア工事を依頼できる業者にも特徴があるため、それを知っておく必要がある。ここでは、飲食店工事の費用を抑えるコツを紹介していく。

相場を理解しておく

まず、ある程度の相場を理解しておかねばならない。まったく相場を知らない状態だと、業者の言いなりになってしまう。100万円でできる工事なのに、200万円と言われても気づかず支払ってしまうこともあるだろう。悪質な業者に依頼した場合は十分にあり得る話なので、注意が必要だ。

もちろん、お金がすべてではない。金額だけで判断するのは危険だが、ある程度の相場を知っておけば安心できる。仮に高額な工事費用を吹っ掛けられたとしても、相場を知っていればそれを根拠に交渉もできるはずだ。また、新規開店と改築でも工事相場は変わるし、居ぬき物件とスケルトン物件でも工事に必要となる金額は大きく変わってくる。

一般的な相場として、居ぬき物件だと坪単価は10~30万円くらいだ。スケルトン物件で30~70万円、一部改装だと同じく30~70万円ほどの相場となっている。実際に業者に依頼するときは、複数業者から見積もりをとれば比較対照ができ、業者選びもしやすくなる。

依頼する業者の種類を知る

飲食店のインテリア施工を請け負う会社はたくさんあるが、大きく3つに分けられる。「デザイン・設計会社」、「施工会社」、「設計・施工会社」の3つだ。それぞれの業者に、できることやできないこと、特徴があるため、あらかじめ知っておく必要がある。

デザイン・設計会社」は、設計のみを行う業者だ。つまり、自社で施工に携わることはなく、あくまで建物の設計、デザインのみを担当することになる。一般住宅を専門とするところもあれば、店舗のデザイン設計に長けたところもある。飲食店の内装工事なら、当然店舗のデザイン・設計を得意とするところを選ばなくてはならない。

施工会社」は、工事のみを専門とする業者だ。自社で設計やデザインをすることはなく、元請けとなる業者から仕事を請け、指示や図面に従って工事を行う。

設計・施工会社」は、デザインや設計、施工までを自社で行うのが特徴だ。自社で設計やデザインを専門とする建築士、デザイナーを抱え、工事を行う内装工も在籍しているのが一般的だ。

コストを抑えたいのなら、それぞれの業者の特徴はもちろん、メリットとデメリットも知っておく必要がある。それについては、次で詳しくお話ししよう。



種類別メリットデメリット

ここでは、業者の種類別にメリットとデメリットをお伝えする。「デザイン・設計会社」と、「設計・施工会社」で話を進めたいと思う。依頼するときは、設計会社と施工会社へ別々に頼むか、設計・施工会社に一括で依頼するかのどちらかになる。

デザイン・設計会社の場合

メリット
  • 自由度の高い店舗デザインが可能
  • 相見積りをとることで施工費を抑えることも
デメリット
  • 安くて信頼できる施工業者を探す必要がある
  • 工事納期の調整が難しい
依頼するメリットとしては、凝ったデザインや設計をお願いすることができ、自由度の高いお店作りも可能になることだろう。過去の事例などから、自分好みのデザイナーを選ぶこともでき、頭の中で描いている、理想通りのお店を具現化できるかもしれない。また、同じ図面・デザインで複数の施工業者に相見積もりもとれる。それぞれの会社で見積もりをとり、価格や工事内容を比較できるため、費用をできるだけ安く抑えることが可能だ。

デメリットとしては、自社で施工をしていないため、安くて信頼できる施工業者を探して依頼する必要があることだ。デザイン・設計会社と施工業者の間に入って連絡をしたり、工事日程の調整をしたり、やりとりが煩雑になることも予想される。また、業者によっては自分で施工業者を選べないこともあるため、事前の確認は必須だ。設計事務所が施工業者と提携していることもあり、自動的にそこで工事をしなくてはいけない、ということもある。

加えて、こだわりの強いデザイナーだと、図面ができあがるまでに時間がかかるケースも多い。そのため、オープンしたい日までに工事が間に合わないということも考えられる。

設計・施工会社の場合

メリット
  • 設計と内装工事を一括で依頼できる
  • 短い納期での工事完了が期待できる
デメリット
  • 施工業者を自分で選択することができない
  • トータルの工事費が高くなる可能性がある
設計と内装工事を一括で依頼できるため、クライアントとしては楽というメリットがある。設計内容に納得がいけば、そのまま工事に着手してもらえるため、とてもスムーズだ。オープンの日が決まっているのなら、その日までに完成するよう段取りをしてくれる可能性もある。

デメリットとして、業者によっては店舗の内装工事があまり得意でないこともある点に注意が必要だ。内装工事といっても、店舗と一般住宅ではその内容が大きく変わってくるためである。そのため、設計・施工会社を選ぶときには、飲食店の内装工事経験がどれくらいあるか、過去の実績を確認しておく必要があるだろう。また、費用面でもデメリットがある。相見積もりをとって施工業者を自分で選択できないため、トータル費用がかさむことがある。

店舗内装マッチングサービス

どのようにして内装工事業者を探せばいいのかわからない、と悩んでいる飲食店オーナーもいると思う。そこで、ここでは、施主と業者をマッチングしてくれるサービスについて紹介する。気になる方は利用してみるといいだろう。

SHELFY(シェルフィー)

店舗デザインや、内装工事における日本最大級のマッチングサイトだ。業種やエリアから店舗デザイン会社を検索でき、利用料金は完全無料。マッチング後に紹介手数料などを支払う必要もない。得意な業種、業態から業者を探すこともでき、飲食店だと、居酒屋やイタリアン・フレンチレストラン、ラーメン店、和食店などの工事を得意とする業者が見つかる。

厳しい審査をクリアした業者のみが登録しているため、信頼性は高いと言える。また、利用が完全無料なのもメリットだ。経験豊富な専任スタッフがサポートしてくれるので、業者とのコミュニケーションにおける不安も解消でき、使い方も簡単。

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施工事例・実績確認を忘れずに

工事費用を安くしたいのは理解できるが、金額の安さだけで決めるのは危険だ。安くても粗悪な工事をされては意味がない。また、業者によって得手不得手があることも理解しておこう。業者を決めるときは、必ず過去の実績、施工事例などを確認することだ。それによって業者の得意分野や苦手分野が把握できるだろう。
飲食店の内装デザイン、施工を得意とする経験豊富な業者を選んで、理想の店舗をできるだけ低価格で実現してほしい。

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